木 の 家 づ く り



ここでは、森の恵の木の家づくりの3つのタイプの概要を示します。以下の構造図解も参照してください。
伝統構法の家
(基本の構造)

太い柱・梁で軸組を構成。柱の上に梁が直接に載る折置き組を採用し、構造強度を高めている。基礎は鉄筋コンクリートのベタ基礎、床と屋根には杉の厚(30ミリ)を下地として建物全体をがっちりと固め、耐震性、耐久性の高い構造です。通し柱、筋交いも適正に配置し、さらに強度を高めています。
外壁と屋根には通気層を設け、湿気対策も万全です。
板倉の家 「伝統構法の家」の基本に加え、柱の間に杉厚板(30ミリ)を落とし込んで壁とする伝統の板倉構法を採用。家全体が床・壁・屋根の厚板で包まれ、耐震性・耐久性はもちろん、調湿作用や蓄熱作用も働き、快適な空間をつくります。
通し貫の家 「伝統構法の家」の基本に加え、壁には通し貫を45cm間隔にいれ、粘り強い構造としています。

●森の恵の家づくり・構造図解 右の図をクリックすると拡大します。
板倉の家の例
外壁の通気工法

外壁の外側に透湿防水シート+断熱材を施し、その外から縦に桟を設けて、その外側にサイディングなどの仕上材を施工する。これによって、断熱材と仕上材の間に縦に通った通気層ができる。外壁下部と上部に通気口を設けることで、通気層を絶えず空気が流れ、外壁内を乾燥した状態に保つ。

屋根の通気工法

屋根の内側になる厚板の上に防水シート+断熱材を施し、その上に縦方向に根太を流し、その上から野地板(屋根下地)を張って、瓦などの仕上材を施工する。このため、断熱材と野地板の間に縦方向に通気層ができ、軒先の換気口から棟の換気口へと絶えず空気が流れ、屋根内を乾燥した状態に保つ。

床の構成

床は1階、2階とも、大引や桁の上から厚板30oを張り、その上に根太を渡して床板を施工する。一般には床板は一重だが、がってん棟梁の家では厚板と床板の二重の構成になる。1階ではこの間に断熱材を入れ、2階では場合によって防音材を入れている。

基礎の構造

基礎は鉄筋コンクリートのベタ基礎(基礎全体が一体となっている)として十分な強度を持たせている。腐朽に強い青森ヒバを用いる土台は、アンカーボルトで基礎に固定している。基礎と土台の間には、通気用の基礎バッキンを設けて、床下換気を図っている。


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