板倉の家の例
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外壁の通気工法
外壁の外側に透湿防水シート+断熱材を施し、その外から縦に桟を設けて、その外側にサイディングなどの仕上材を施工する。これによって、断熱材と仕上材の間に縦に通った通気層ができる。外壁下部と上部に通気口を設けることで、通気層を絶えず空気が流れ、外壁内を乾燥した状態に保つ。
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屋根の通気工法
屋根の内側になる厚板の上に防水シート+断熱材を施し、その上に縦方向に根太を流し、その上から野地板(屋根下地)を張って、瓦などの仕上材を施工する。このため、断熱材と野地板の間に縦方向に通気層ができ、軒先の換気口から棟の換気口へと絶えず空気が流れ、屋根内を乾燥した状態に保つ。
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床の構成
床は1階、2階とも、大引や桁の上から厚板30oを張り、その上に根太を渡して床板を施工する。一般には床板は一重だが、がってん棟梁の家では厚板と床板の二重の構成になる。1階ではこの間に断熱材を入れ、2階では場合によって防音材を入れている。
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基礎の構造
基礎は鉄筋コンクリートのベタ基礎(基礎全体が一体となっている)として十分な強度を持たせている。腐朽に強い青森ヒバを用いる土台は、アンカーボルトで基礎に固定している。基礎と土台の間には、通気用の基礎バッキンを設けて、床下換気を図っている。
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